オーケストラ・ライブ・シネマ

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オーケストラ・ライブ・シネマ
~サイレント映画とオーケストラの饗宴~

2009年9月22日(木・祝)16:00開演
愛知県芸術劇場大ホール
上演作品:「犬の生活」「キッド」
指揮:齋藤一郎
演奏:京都市交響楽団

京都市交響楽団(以下・京響)と指揮者・齋藤一郎さんは、
2005年よりチャップリンの名作に合わせた生演奏に
挑戦してきました。

今回は、2005年に演奏された「キッド」の再演と、
「犬の生活」の初演です。

サイレント映画とオーケストラのコラボレーションは、映写機という一定の速度で進行する機械を通し流れる映像と、「間」を大切にする生きたオーケストラの演奏との根本的なあり方の相違から、きわめて実現が困難とされ、日本国内ではあまり実施されていませんでした。フィルムの秒数や各シーンの描写が小節ごとに書き込まれた楽譜をもとに、オーケストラと映像をシンクロさせる技術的な難しさをクリアし、2005年京都市交響楽団が日本のオーケストラとして初めてチャップリンのフィルムに新しい息を吹き込みました。(以上、京響ウェブサイトより引用)

「キッド」には捨て子の少年が窓ガラスを割るシーンがあり、ガラスの割れる音が存在する。これまでの海外のオーケストラが行っていた「オーケストラ・ライブ・シネマ」では、このような効果音は、フィルムに焼きつけられたモノラル録音に任せ、オーケストラでは担当しなかった。なぜならば、ガラスを割って生じる音の再現はガラスを実際に割らねば実現不可能であり、ガラスを割ることなどオーケストラの仕事ではないからである。ましてや楽譜にそのような指示もない。どうしても生の効果音が欲しかった私はこの企画担当のSさんに、「このシーン、ガラス割ってもらえんかなあ」と懇願してみた。彼女は京都中のガラス屋を駆け巡り、次の日にはダンボール一杯の廃ガラスを集めてきたのである。彼女の熱意も素晴らしいが、楽員の音への拘りにはさらに頭が下がる思いだった。ただガラスを割るのではなく、何でどうやって割れば良いのか。「鉄」がよいのか、「石」か、はたまた「レンガ」か、割るスピードや角度は?というように、つまりどうすれば、よりそれらしい音が出るかを探求し始めたのだ。この瞬間-映像に関わる全ての音を生の音で再現し、スクリーンに新しい命を与える-という京響ならではの方向性が決まったような気がする。(以上、パンフレットでの齋藤一郎コメントより引用)


両作品とも、映像と音楽が見事にシンクロし、
チャップリンや痩せた犬、捨て子の少年の表情や動きが
さらに生き生きとしたものに見せることに大成功していた
と思います。

上の写真は、5階からみた会場の様子。
愛知県芸術劇場大ホールは、今日の上演には
オーケストラピットはちょうどいいサイズなのですが、
客席はちょっと大きすぎたように思いました。

しかし、このようなライブにちょうどいいホールが
名古屋にはなさそうですね。

・・・いや、ありました。
ここなんてどうでしょう?
大阪にも似たようなのがありますね。

齋藤/京響の「オーケストラ・ライブ・シネマ」は、
9月27日に京都会館第二ホールで上演されます。

京都以外にも、昨年は兵庫県三田市と福岡市、
今年は長野県飯田市と名古屋で上演されています。

来年はどこで、どんな作品が上演されるのでしょうか。
映画ファンの皆様、ぜひご覧いただくことをお勧めします。

「犬の生活」で、女性が酒場を歌う場面で使われていたのが
「ミュージカル・ソウ」。

下の写真のような「のこぎり」を曲げながら、
叩いたり擦ったりします。
今日演奏していたのは、京響元首席打楽器奏者の
奥村隆雄さんです。

洋鋸(骨挽き)押切ノコ【26インチ/660mm】ハンドソー


こちら、残り一枚とのことです。
【中古DVD】「犬の生活」を含む短編集


「キッド」など、チャップリンの映画音楽集のCDです。


このブログでたびたび紹介していますが、
現在京響の団員で、中学・高校の先輩でもある方と一緒に
28年前に聴きに行った、山田一雄/京響の伝説の名演、
マーラー「復活」のCDです。

山田一雄の芸術 - マーラー:交響曲第2番「復活」他





その先輩から、当時のチケットの写真を送っていただきました。
これは貴重品ですね!

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この記事へのコメント

farfalle
2009年09月23日 01:56
いつもトラックバックありがとうございます

トラックバックありがとうございました。はむはむ
2009年09月23日 10:37
ライブシネマのこと、ブログにものせていただけて、本当に嬉しいです。ありがとうございました。
名古屋は久しぶりでしたが、とても活気があり、また来てもっといろいろ知りたいと思いました。またご縁がありますように。
2009年09月24日 11:47
まいどでございまする。

確かにオペラハウスサイズは少々でかい箱
かも、ですね~。
(プレイヤーはやりやすくっていい
でしょうが。)
京都会館第2ホールを使う、という
のは「考えたなー」って思いましたが、
やはり「映画館」ベースな方が
雰囲気も出しやすいでしょうね~。

そうそう、この企画、京都市以外で
巡回しているのは知りませんでした。
京都市響、もっともっと
「こういうこともやってますよー」
って積極的に宣伝すりゃいいのに。。。
mukadeya
2009年10月04日 00:03
トラックバックありがとうございました!
Tany&wifeさんの、京響への愛あふれるブログ、以前からちょこちょこ読ませていただいておりましたので、ホントびっくり!&めちゃめちゃ嬉しかったです! これからも、どうぞよろしくお願いします。

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