「熱狂の日」音楽祭2007~フォーレ/レクイエム(コルボ指揮)

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昨年に引き続きラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭を聴きに、丸の内の東京国際フォーラムに出かけました。

今年もたいへんな賑わい。
すっかり、GWの一大イベントとして定着しましたね。
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今回聴いたのは、次の2つのプログラム。


公演番号:427(20:45ー21:30 Hall B7)
デジュー・ラーンキ(ピアノ)、エディト・クルコン(ピアノ)
ゾルターン・ラーツ(打楽器)、アウレール・ホロ(打楽器)

バルトーク:「ミクロコスモス」Sz.107より 2台のピアノのための7つの小品
バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110

バルトークのシリアスさとシニカルさを強く感じさせるシャープな演奏。
なかなか生で聴くことのできない曲も楽しめるのが、この音楽祭の素晴らしいところですね。


公演番号:448(22:15-23:00 Hall C)
アナ・キンタンシュ(ソプラノ)、ピーター・ハーヴィー(バリトン)
ローザンヌ声楽アンサンブル、シンフォニア・ヴァルソヴィア
ミシェル・コルボ(指揮)

フォーレ:レクイエム 作品48

こちらでもご紹介したように、私にとって、コルボ指揮のフォーレのレクイエムは、特別な体験の一つです。
同じような思いを持っている人も、きっと数多くいらっしゃることでしょう。

去年に引き続き、「熱狂の日」に来日したコルボ。
今回は、5日間に「レクイエム」5回に、他の宗教曲1回の、合計6回の公演という大活躍。

とりわけ、「レクイエム」では唯一のホールCでの演奏となった5日22:15には、きっと、コルボのフォーレを愛する多くの方が、日本中からチケットを握り締めてお越しになっていたことでしょう。

演奏のほうは、何の作為もなく極めて自然なのに、身体にじっくりと沁み込んでいくようなもの。
このフォーレは、コルボとローザンヌ声楽アンサンブル以外、誰にも真似することはできないでしょう。

独唱のキンタンシュの透き通った声質、ハーヴィーの明るく、しかし派手ではない歌いっぷりも素晴らしいものでした。

観衆も、これほどまでに盛り上がることなどあるのだろうかと思われるほどの大熱狂。
合唱やオーケストラが引っ込んだあとも、鳴り止まぬカーテンコールに二度も呼び戻されたコルボも、たいへんご機嫌の様子でした。

来年の「熱狂の日」は、シューベルトがテーマだとか。
コルボも、登場の意向を示しているとのことです。
また来年も、名演に再開できることを、楽しみにしたいと思います。

こちらは、同じ指揮者、オケ、ソリストの組み合わせの最新版です。
Faure: Requiem (1893 Version) / Michel Corboz, Sinfonia Varsovia, Ensemble Vocal De Lausannse, Ana Quintans, Peter Harvey





こちらは、東京オペラシティでの感動のライヴです。
フォーレ:レクイエム


フォーレ:レクイエム
フォーレ: レクイエム

この記事へのコメント

2007年05月06日 23:29
TBありがとうございます。
TanyさんはホールCで聴かれたんですね。
羨ましい限りです。
拍手を出来ないような経験は初めてだったので、とても印象に残りました。
来年の演奏、今から楽しみです♪
2007年05月07日 00:41
トラックバック、お受け致しました。
もし宜しければコメントをいただけると嬉しいのですが、2009年からラーツさんと新たなプロジェクトが始まります、彼日本語出来るのですよ。
2007年05月07日 00:49
naoさま、コメントありがとうございます。
ホールCでも、しばらく拍手が躊躇されるような雰囲気があって、とても素晴らしい演奏会でした。
またもう一回聴きたいですね。

sendodazoさま、コメントありがとうございます。
そうですか、ラーツさんのおかげで、なかなか聴けない、面白い曲を楽しむことができました。
こちらからもコメントさせていただきます。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
2007年05月07日 01:17
TB有難うございます。
コルボのレクイエムの感激と、ベレゾフスキーのラフ2の熱が醒めず、なかなか寝付かれそうにありません。
TanyさんはホールCで聴かれたんですね。うらやましい。
私はホールAの最終公演を聴いたのですが、合唱はいうまでもなく、オケのシンフォニア・ヴァルソヴィアの卓抜な演奏が印象に残りました。
2007年05月07日 01:40
bokononさま、コメントありがとうございます。
詳細なレポート、たいへん参考になりました。
私も、ケフェレックやベレゾフスキーの演奏が聴きたかったです。
オケでは、ウラル・フィルでしょうか。
シンフォニア・ヴァルソヴィアもなかなかの熱演でしたね。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
kotarou29
2007年05月07日 08:54
TBありがとうございます。コルボさんのフォーレとても良かったようですね。自分はその前のバルトークに大感激でした!
2007年05月07日 16:50
初めまして TBありがとうございました
素晴らしい演奏に出会え、 感動 感動でした
フォーレて・・全細胞に染み込むような、氣持ち良い音楽でした
 4回聴きましたが何れも素晴らしい演奏でした
特にCホールでは、降臨した、神聖な波動が感じられ涙者でした 最終公演まで、ソプラノ、バリトンが素晴らしかったです・・写真とサインも頂き感動倍増でした
2007年05月07日 18:49
はじめまして。TBいただきありがとうございました。
コルボ、素晴らしかったですね。ほんと。しかもホールC で聴けたのはラッキーでした。
去年のモツレクも聴いておくべきでした・・・
シューベルトでも来てくれたら行くつもりです!
2007年05月07日 23:52
はじめまして。TBありがとうございました。
ホールCでのレクイエムが聴けたこと、幸せに思います。
まずは図書館でコルボのレクイエムのCDを借りてみるつもりです。
あとホールDで演奏していた北村朋幹さんも今後楽しみです。
2007年05月08日 00:54
kotarou29さま、miken_001さま、samuelさま、かーみっとさま、コメントありがとうございます。
すばらしいコルボ体験を共有できた皆様と、ぜひTBの輪を広げたいなと思った次第です。
来年も、東京国際フォーラムのどこかでお目にかかりましょう。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2007年05月09日 01:23
こんばんは。
TBありがとうございました。
まったくもって感動的なレクイエムでした。

ホールCの唯一のレクイエムも聴きたかったのですが、ちょっと体力の限界も感じたので断念してしまいました。(笑)
しかし、黄泉の世界へ危うく足を踏み込んでしまいそうなくらい、ピュアな美しさを持った音楽だったと思います。

アナ・キンタンシュも驚嘆するくらい美しい声で、まさに恐れ入りましたという感じでした。
来年も是非聴きたいですね。
2007年05月13日 05:50
はじめまして。TBありがとうございました。
やっぱり5日のCホールがベストだったのじゃないかと思います^^。
Aホールはでかすぎました。というか席が後方だったので・・・。
でも未だ余韻覚めやらずで、コルボのCD(1972年録音のもの)借りて聴いています。
2007年05月13日 23:50
Tanyさん、こんばんは。大変ご無沙汰したおりました。
TBしていただき、どうもありがとうございます。

ラーンキ組のバルトークの《2台のピアノと打楽器のためのソナタ》とても素晴らしかったですね。(^^)
なかなか、聴くチャンスのない曲を、思う存分楽しむことができました。
2007年05月14日 17:53
TBありがとうございました。
コルボ指揮のフォーレ「レクエム」絶品でした。本当に至福のときをすごせました・・・。
2007年05月20日 11:55
romaniさま、tsukinohaさま、snow_dropさま、みどりさま、コメントありがとうございます。
レクイエム、また聴きたいですね。
来年も、コルボはLFJに登場するらしいですが、それとは別に、フォーレを演奏してほしいです。
ラーンキ組のような面白い曲目を、来年も楽しみにしたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
2007年05月20日 23:57
私も同日にコルボのフォーレを聞きました。
元々、彼のエラート盤は良く聞いていたのですが、クリュイタンス盤ほどではないと思っていました。しかし、生を聞いた後では、憑かれた様な感じになり、会場で同じ演奏者のCD買って帰りました。至福と言う言葉に同感です。
あれほどコーラスがぴったりのレクイエムは初めてでしたし、アナの声は天使が舞い降りてささやく声はこの声だろうという位、清らかで美しい声でした。
2007年06月25日 00:18
タディさま、コメントありがとうございます。
名前がよく似てますね(苦笑)。
そう、アナさんのソロは、ほんとうに素晴らしかったですね!
オケも、去年のモツレクよりも、ずっとよかったと思います。
またいろいろ書いてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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