チェリビダッケの東京ライヴ/ブラームスの交響曲第4番
巨匠チェリビダッケとミュンヘン・フィルの、1986年東京公演ライヴ録音は、これまでにサントリーホールでのブルックナーの交響曲第5番、昭和女子大人見記念講堂でのムソルグスキー(ラヴェル編曲)の「展覧会の絵」、シューマンの交響曲第4番が発売されています。
さらに、東京文化会館で行われた、ブラームスの交響曲第4番をメインにしたもうひとつのプログラムの録音も、6月に発売されます。
私が学生時代に、チェリビダッケに感銘をうけたきっかけの一つが、シュトゥットガルト放送交響楽団とのブラームスの4番でした。
NHK-FMで放送された演奏をエアチェックしたテープを、擦り切れるくらい何度も聴いたのを思い出します(友人に貸したら、ほんとうに擦り切れてしまって、ガッカリしてしまいました)。
チェリビダッケを聴きはじめた頃は、その音色が、まるでカラヤンとベルリン・フィルに匹敵するもののように美しく感じ、感動したものでした。
しかし、ほどなく、それは輝かしい音色によるものなのではなく、極限まで鍛え上げた正確な音程とアンサンブル、フレージングからきているものであることに気づいたのでした。
それ以来、当時はまだ正規盤が発売されていなかったチェリビダッケの録音が聴きたくて、あちこちのCDショップで海賊盤を見つけるたびに入手することになったのです。
さて、今回のCDも、ブルックナーや「展覧会」、シューマンと同様、緊迫感に満ちた名演と名高いものであり、大いに期待できそうです。
ブラームスの交響曲のファンの方で、チェリビダッケが未体験の方にも、ぜひお聴きいただきたいと思います。
6月に発売になるものとは違いますが、チェリビダッケのブラームスを体験したい方はこちら。
ブラームス:交響曲第4番 他

この記事へのコメント