アーノンクール指揮ウィーン・フィル
待ちに待った、ニコラウス・アーノンクール指揮のウィーン・フィル(VPO)の演奏会を聴きに行きました。
今日の曲目は、ブルックナーの交響曲第5番。
それに先立って、VPO楽団長のクレメンス・ヘルスベルクさんが挨拶されました。
今回の来日は、VPO初来日以来50年、サントリーホール開館20年にあたる記念ですが、今日は特に、7年前に亡くなった、サントリー2代目社長の佐治敬三さんの命日であるとのことでした。
そこで、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の合唱団による、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が演奏されました。
アーノンクールさんは、昨日日本に到着してすぐに、BCJとのリハーサルを行われたそうです。
そして、お楽しみのブルックナー。
聴こえるか聴こえないか分からないくらいの弦楽器の弱音。
そして、めまいのしそうな輝かしいファンファーレと金管のコラール。
冒頭の数分で、充分モトがとれた思いがしました。
CDとはまた少し異なった、さらに一歩踏み込んだ休止や強調が、印象に残りました。
フォルムが崩れる、ギリギリ一歩手前まで、オケを追い込んでいくアーノンクール、そして、その高い要求に120%応えるVPOの素晴らしさ!
指揮者の説得力と、オケの自信と技量に、とことん感動しました。
最後の一音が鳴りきって、残響が消える3秒ほどの間、聴衆は誰も身動き一つすることができません。
ちょうど、オルガン席のど真ん中で、アーノンクールの表情をつぶさに見ることができた私は、たいへんラッキーでした。
また、もう一回聴きたいなあ~。
来年、また来日しないかなあ・・・。
ブルックナー:交響曲第5番
ブルックナー:交響曲第5番

ブルックナー:交響曲第5番
この記事へのコメント
TBありがとうございます!ブル5、堪能されたんですね♪私もウィーンの演奏会のほうで堪能(笑)あの出だしの緊張感は今でも体の中に残っています。私もあのブル5、もう一度聴きたいです(笑)
TBありがとうございました。昨日の演奏会、本当によかったですねー。「冒頭の数分でモトがとれた」という思い、すごくよく分かります。私も始まってすぐに「これは今までと何か違うぞ」と思いました。最後まで緊張感の途切れない(もちろん、聴衆も釘付けの)素晴らしい演奏でした。
またどうぞお寄りくださいませ。
ごぶさたしております。
コメントありがとうございます。
ウィーンでますますご活躍のことと存じます。
サントリーホールは、他のコンサートではちょっと体験できない緊張感と喜びに満ち溢れていました。
CDともまた少し異なるパウゼや表情が数多くあって、たいへん楽しめました。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
そう、たいへん素晴らしい演奏でしたね!
ブルックナーなのに、特別な気負いを感じることなく、まるでモーツァルトのような、軽やかでチャーミングな表情さえ感じられる部分がありました。
しかし、ここぞというところでは、圧倒的に咆哮する。
この指揮者とオケだからこそ、なしえる演奏なのでしょう。
さて、リハーサルですが、上記zauber-tonさまがお書きになっていらっしゃるとおり、先月ウィーンでも演奏していますし、3日はマチネでしたので、来日してからは、おそらくぶっつけ本番ではなかったのではないでしょうか。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
佐治さん、素晴らしい方ですよね。いくら素晴らしい演奏家が生まれようが日本の施設インフラ、観客が育ってなければ、総体的なよい音楽は育ちません。「おもろいやないか」「やってみなはれ」、字面を見るだけでも彼の人となりが出る名言ですよね。
以前は、度々東京に行く機会があって、サントリーホールで音楽を楽しんだものですが、今回は地元、兵庫県立芸術文化センターで、ウィーンフィルのブルックナーをアーノンクールさんの指揮で楽しむことが出来ました。なんだか共感していただける仲間が増えたようで嬉しいです。
そうです、私は幸運にも、クワイア席の真ん中でアーノンクールを見ることができました。
ほとんど細かいところは振らないのですが、ここぞ、というところで、大きくザッツを出すところが、とても印象的でした。
関西では、せっかくならシンフォニーホールがよかったですよね!
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ブルックナーの5番との出会いのお話、興味深く拝見しました。
数ある交響曲の中で、最も素晴らしいものの中の一つに数えられるこの曲を、アーノンクールとウィーン・フィルという、世界最高の組み合わせでお聴きになることができて、ほんとうによかったですね!
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。