|
< 小澤征爾/新日本フィル特別演奏会 2008年5月16日(金)サントリーホール 指揮:小澤征爾 オーボエ/古部賢一 曲目:モーツァルト/ディヴェルティメント ニ長調 K.136 オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 チャイコフスキー/交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」 小澤さんの指揮で新日本フィルを聴くのは、2004年のショスタコーヴィチの10番以来4年ぶりです。 そして、新日本フィルで「悲愴」を聴くのは、1994年の朝比奈さんの演奏会以来14年ぶり。 場所はこの日と同じ、サントリーホールでした。 その日のライヴが、先日CDで発売になりました。 ずいぶんどっしりとした、立派な演奏だった記憶があります。 「悲愴」は、小澤さんが非常に得意にしている「十八番」の一曲です。 パリ管弦楽団、ボストン交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラの録音がCDで発売されています。 また、今年の1月にはベルリン・フィルのカラヤン生誕100年記念演奏会でも演奏したようで、近々ブルーレイ・ディスクが発売されるようです。 小澤さんの持ち味である明るく息の長いカンタービレ、天才的な閃きを感じさせる表情づけは、この曲と非常に相性がよいように思います。 この日の演奏は、非常に速いテンポで一気に聴かせましたが、すみずみまでしっかり歌われていることや、ずっしりとした重量感が一貫していたこともあったので、不思議と「速い演奏」とは感じさせませんでした。 全楽章ともたいへん力感溢れており、豊かな表現に富んだ、しかし奇をてらうわけではない素晴らしい演奏で大満足でしたが、第一楽章の第二主題につながる部分や、第二楽章の中間部のような哀愁漂う部分の表現は、もはや誰にも真似のできない域に入っているといえるでしょう。 第四楽章が消え入るように終わって、小澤さんが手を下ろしても、聴衆は誰一人、拍手することができず、固唾を呑んで余韻に浸っていました。 前半のモーツァルトも、とても素晴らしい演奏でした。 ディヴェルティメントK.136は、斉藤秀雄さんが桐朋学園で教える際にたびたび用いた曲で、小澤さんとサイトウ・キネン・オーケストラにとっては、名刺代わりの一曲です。 この曲も、これだけ風格のある演奏を聴かせることができるのは、小澤さんだけでないでしょうか。 この日と18日の東京公演は、いずれも全席完売だったようです。 19日は大阪でも演奏会があるようですが、チケットはまだあるのでしょうか。 関西の音楽ファンのみなさん、ぜひお出かけになることをお勧めします。 ![]() チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」/小澤征爾、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [Blu-ray Disc] ![]() チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」/バレエ「眠りの森の美女」(ハイライト) 小澤征爾/パリo. ![]() サイトウ・キネン・オーケストラ〜斎藤秀雄没後30年キネン(1902−1974) ![]() チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」/朝比奈隆、新日本フィルハーモニー管弦楽団 |
| << 前記事(2008/05/06) | トップへ | 後記事(2008/05/18)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
小澤征爾指揮 新日フィル公演レポート
演奏会の記事はブログ「瞬間の音楽」さん、「Tany&wife's blog fr... ...続きを見る |
Bravo Classic ! 2008/05/18 18:04 |
小澤征爾のチャイコフスキー「悲愴」
小澤征爾のチャイコフスキー「悲愴」小澤征爾が、新日本フィルの特別演奏会で指揮をとるので、サントリー・ホールに行ってきた。世界の小澤というように、日本が自動車や家電・ITなどのテクノロジーで世界を席巻するよりもはるか前に、日本を飛び出し、カラヤンやバーン... ...続きを見る |
ラスタ・パスタのレレ日記 2008/05/25 16:40 |
音楽の週末
先週の金曜日は、東京ハルモニア室内オーケストラの定期演奏会を聴きに東京文化会館 ...続きを見る |
佐久間裕幸の談話室 2008/05/26 08:56 |
小澤征爾指揮新日本フィル〜メンデルスゾーン「エリア」
小澤征爾指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 メンデルスゾーン作曲 オラトリオ「エリア」作品70 (日本語上演) ...続きを見る |
Tany&wife's blog fro... 2009/04/04 18:40 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/05/06) | トップへ | 後記事(2008/05/18)>> |