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zoom RSS ヘルシンキ・フィル1982年来日公演/シベリウス交響曲全集

<<   作成日時 : 2008/02/24 01:26   >>

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1982年に来日して、シベリウスの交響曲を中心とした演奏会を
各地で行った、フィンランドのオーケストラ、ヘルシンキ・フィル
シベリウス交響曲全集のCDを買いました。

7曲の交響曲のうち、1、4、7番を渡邊暁雄さんが、
2、3、5、6番をオッコ・カムさんが指揮しています。
写真は、渡邊さんが指揮した分のCDです。

渡邊さんといえば、母親がフィンランド人ということもあり、
わが国における北欧音楽の第一人者であった方です。
私は、実演に接する機会はあまりなかったのですが、
京都市交響楽団の定期演奏会でのマーラーの交響曲5番、
日本フィルの京都公演でのシベリウスの交響曲第2番などを
聴いた記憶があります。

また、日本フィルと、そのもともとの設立母体であった
フジテレビ・文化放送との争議を題材にした映画
「日本フィルハーモニー物語・炎の第五楽章」
(出演・風間杜夫、田中裕子)で、
ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」を指揮されていたのも観ました。

この演奏会は、その映画とほぼ同時期、私が中学生の頃でした。
FM東京の番組「TDKオリジナル・コンサート」での放送が、
たいへん懐かしく思い出されます。
とりわけ、交響曲第1番は、カセットテープに録音して
何度も聴いたものです。

当時よく読んでいたFM情報誌の中でも、ヘルシンキ・フィルの来日公演は
大きくとりあげられていました。
(広告出稿量の多いTDKがらみというからでしょう)

ヘルシンキ・フィルの楽団員は、日本人がたいへんシベリウスを
集中して聴いてくれることに感激して、涙を流しながら演奏していた、
と書かれていたのを思い出します。

さて、演奏のほうですが、ヘルシンキ・フィルは、
世界第一級のアンサンブルというわけにはいかないものの、
シベリウスに対する敬意と理解については誰にも負けない、
という自信に溢れる立派なものであると思います。

シベリウスは、サウンドがあまりにゴージャスでもいけませんし、
地味に過ぎてもその魅力が伝わってこないように思います。
ブルックナーもそうだと思うのですが、聴き手も演奏家も、
「自然」や「神」を意識するということが大切なのではないでしょうか。

全曲とも素晴らしい演奏なのですが、特に、渡邊さんの指揮した
1番と7番が白眉だと思います。
とりわけ、じっくりと慈しむような7番の演奏は、
これ以上を望むのは難しいでしょう。

特に、5:00〜6:00あたり、トロンボーンのソロの前後の崇高さは、
思わず背筋が伸びて、身動き一つできません。
シベリウス独特の色彩感や遠近感を、理想的に表現した
演奏といっていいでしょう。

ああ、一生のうちに、
こういう素晴らしい演奏を、生で何回聴けるでしょうか。
せめて、こうしてCDで、しかも1枚1,050円という破格の廉価で
発売していただけたことを心から喜ぶことにしましょう。




シベリウス:交響曲第1番/悲しきワルツ/渡辺暁雄インタビュー&リハーサル





シベリウス:交響曲第4&7番/渡辺暁雄指揮ヘルシンキ・フィル





シベリウス:交響曲第2番、フィンランディア/オッコ・カム指揮ヘルシンキ・フィル





シベリウス:交響曲第5番、悲しきワルツ/オッコ・カム指揮ヘルシンキ・フィル





シベリウス:交響曲第3番、第6番/オッコ・カム指揮ヘルシンキ・フィル



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
トラックバック、有難うございます。
本当に素晴らしい記念碑的な全集ですね。

>ブルックナーもそうだと思うのですが、聴き手も演奏家も、「自然」や「神」を意識するということが大切なのではないでしょうか。

仰る通りだと思います。シベリウスもブルックナーも、聴くと心が洗われる様な気がします。
Kapell
URL
2008/02/24 09:20
Kapellさま、コメントありがとうございます。
そうですね、シベリウスもブルックナーも、好きな人はとことん好きですが、全く興味を感じない方もいる作曲家ですね。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Tany
2008/02/25 00:21

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