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zoom RSS マゼール指揮ニューヨーク・フィル

<<   作成日時 : 2006/11/12 00:55   >>

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ロリン・マゼール指揮/ニューヨーク・フィル演奏会

11月11日(日)18:00〜 東京オペラシティ コンサートホール

曲目:ヴェルディ/「シチリア島の夕べの祈り」序曲
    チャイコフスキー/ロココ風の主題による変奏曲
    (チェロ独奏:ヨハネス・モーザー)
    アンコール:バッハ/無伴奏チェロ組曲第一番よりサラバンド
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
    アンコール:ドヴォルザーク/スラブ舞曲第1番
           ビゼー/「アルルの女」より「ファランドール」

マゼールとニューヨーク・フィル(NYP)は、昨年の2月にNYに出張に行った際、聴きに行って以来です。
その時は、ドヴォルザークの「新世界」と、バルトークの「管弦楽のための協奏曲」という組み合わせで、大いに堪能しました。

ただ、残念ながら、本拠地であるエヴァリー・フィッシャー・ホールは、造りも音響も最低レヴェル。
今日は素晴らしいオペラシティですので、とても楽しみにしていました。

先週聴いた、アーノンクールとウィーン・フィルと、マゼールとNYPは、対極にある存在です。
前者が、考えに考え抜いた指揮者の解釈に、オーケストラがしっかり合わせにいっているのに対し、後者は、腕利きのプレイヤーがオーケストラの手腕を、指揮者が見事にドライヴしている、という感じでしょうか。

音楽づくりも、前者が玄人をうならせるものであるのに対し、後者は、あくまでも分かりやすい、率直なところが特徴ではないかと思います。

NYPの持ち味は、リッチで明確なフレージングです。
そして、マイヤース(ホルン)、スミス(トランペット)、アレッシ(トロンボーン)が率いる、金管セクションの突き抜けるようなパワーは、世界最強と言ってよいでしょう。

今日のコンサートで感心したのは、チェロ独奏のモーザー。
メロディは美しいけれど、まことにまとまりのない「ロココ変奏曲」を、飽きさせずに聴かせてくれました。
アンコールのバッハも、初めて聴く曲のような自発的なフレージングが印象的でした。

そして、メインのショスタコーヴィチ。
さすがマゼール、という、表情づけもあって、たいへん素晴らしい演奏でした。
コーダは、バーンスタインをも上回るかのように、快速で追い込んでいきました。
アレッシとスミス、かっこよかった〜。

本拠地NYでは、曲が終わったら一斉にお客さんが帰ってしまうので、マゼールが音楽監督になってから、定期演奏会でもアンコールを演奏するようになったようです。
しかし、さすがに東京の音楽ファンは紳士的で、ほとんど誰も帰りません。

アンコールの2曲も、とても素晴らしい演奏でした。
「ファランドール」で、途中で振るのをやめてしまい、腕を組んで客席をニンマリと眺めているマゼール。
今年76歳ですが、ホントに若くてカッコいいです。

「ファランドール」でも、アレッシはバリバリと吹きまくり。
ハア〜、どうしたらあんなにいい音が鳴るんだろう。

プログラムに、「私の父は104歳でたいへん元気です。私も、95歳になったら早めに引退しようと思っています」との、マゼールのインタビューが載っていました。
いやいや、100歳になっても来日して、R・シュトラウスとか振ってもらいたいものです。

R・シュトラウスといえば、マゼールでぜひ聴きたいのが、「家庭交響曲」。
バイエルン放送交響楽団との録音は未聴ですが、ウィーン・フィルとの録音は、ただただ舌を巻いてしまいます。
コーダの和音、いったい何秒鳴っているのでしょうか。
生で聴いてみたいなあ〜。

写真は、スタンディング・オベーションに応えて登場したマゼール。
もう着替えています(苦笑)。

R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラかく語りき」/家庭交響曲「家庭交響曲」はこちら。

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コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。はじめまして。TBをありがとうございました。
11日のプログラムもとても魅力的ですね。
毎回といっていいほど違う曲を演奏しているので、暇とお金さえあれば毎回聞いてもいいほどです。
やはり金管パワー炸裂でしたか・・・。
アーノンクールも聴かれたのですね!羨ましいですわ〜。また両オーケストラ&指揮者で来年も聞けたら最高ですね♪

読ませていただいてありがとうございました。
charlotte
URL
2006/11/12 01:20
トラックバックありがとうございます。
貴ブログ、以前からときどき拝見しております。
今後ともよろしくお願いします。

アーノンクール/VPOも行きたかったのですが、NYフィルとの二者択一になったので、NYフィルにしました。
Lionbass
URL
2006/11/12 10:24
charlotteさま、コメントありがとうございます。
今回は、土曜日の公演を聴きに行きましたが、マゼールの場合、ショスタコーヴィチよりも、むしろベートーヴェンを聴いてみたかったです。
しかも、アンコールがワーグナー2曲なんて!
いいなあ〜。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
Tany
2006/11/12 13:23
Lionbassさま、コメントありがとうございます。
以前からご覧いただいていたとのこと、心より感謝いたします。
Trbも吹かれているとのこと、調子はいかがでしょうか。
私も、今は正団員としては所属していませんが、長くアマオケで吹いています。
吹きこなせていませんが、エドワーズも持ってます(苦笑)。
日本でも、エドワーズのユーザーが激増していますが、アレッシの影響が大きいですね。
NYPですが、2番奏者はバックではないかと思いました。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Tany
2006/11/12 13:27
トラックバックありがとうございます。
東京でのNYPは、違うプログラムだったんですね。こちらでは、ベルリオーズの幻想曲をやっています。
以前、NYにも住んでいて、リンカーンセンターにはよく行きました。一度だけ、アリスタリーホールでピアノ演奏しました。エイブリー・フィッシャーホールよりは、音響いいと思います。
舞浜にも住んでいて新浦安にもよく行ったので、懐かしく思いました。
yumiko
URL
2006/11/12 21:30
yomikoさま、コメントありがとうございます。
NYやロンドンに比べ、日本は新しくて素晴らしいコンサートホールがいくつもあって、来日される演奏家は驚いているでしょうね。
舞浜にもお住まいだったのですね。
浦安の話題も、いろいろ紹介してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
Tany
2006/11/12 21:41
こんばんは。関西は芸文ホール(VPOのあった)でしたのでパスしたのですが、感想を拝見できて一緒に体験させていただきました。私はショスタコ好きなので特にマゼールだとさぞ豪快な音作りをされていたのでしょうね。
ところでエヴァリーフィッシャーホール、響きと観客層への感想、同感です(笑)。私は2年前にデュトワ&NYフィル、予定はアルゲリッチがPが案の定キャンセル、の公演を聴きましたが響きが悪い上、演奏終わった途端拍手しながら早々に退席する観客に驚きました! 
フェリーチェ
URL
2006/11/13 19:40
トラバ感謝します。初めてのまともな
トラックバックで、しかもNYPネタ
という偶然、本当に感激です。
当方は大分県での公演の模様を日記で
紹介しております。
それにしても東京のプログラムも良い
ですね。ヴェルディ/「シチリア島の
夕べの祈り」序曲はどんな感じでした
でしょうか?ワタクシ、大のヴェルディ
好きでして、その辺のお話も聴かせて
いただければ幸いです。
【b-d】
URL
2006/11/14 00:41
TBありがとうございました。偶然アーノンクールとマゼールをあまり日にちを置かずに聴く機会があって、その違いに気が付いてはいたのですが、
>前者が、考えに考え抜いた指揮者の解釈に、オーケストラがしっかり合わせにいっているのに対し、後者は、腕利きのプレイヤーがオーケストラの手腕を、指揮者が見事にドライヴしている、という感じでしょうか。
と言う箇所を読ませていただいて「なるほど!」と思いました。それにしましても演奏者ひとりひとりを、良く注意して聴いていらっしゃるのですね。勉強になりました。
red_pepper
URL
2006/11/18 23:15
【b-d】さま、コメントありがとうございます。
大分公演も、お楽しみになったのですね。
東京公演のヴェルディも、リッチで迫力満点の演奏でした。
ヴァイオリンは、日本のオケもかなりのレヴェルですが、アメリカのオケの金管と打楽器は、ホントにすごいですね。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Tany
2006/11/19 22:21
red_pepperさま、コメントありがとうございます。
なかなか素晴らしいブログですね!
夙川も、たいへんいいところですが、最近は変わりはないでしょうか。
さて、マゼールという指揮者、ドイツ風の巨匠がもてはやされる日本においてはあまり人気がないですが、カラヤン亡き後、面白く音楽を聴かせるという意味では、最高の人物だと思います。
指揮のテクニックも、おそらく世界一でしょう。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Tany
2006/11/19 22:29
TBありがとうございます.
trb.を演奏されているお方でしょうか?我が家にも
trb.奏者が1名おりまして,NYPの公演を心底楽しみにしておりました.
アレッシは,本当に神がかり的ですね.
3曲全のりしかもファーストで,その後さらりとローエングリン.くたびれる様子など微塵も感じさせない様子…
マウスピースをくわえて産まれてきた・・人なのでしょうか.
マゼールは田崎真珠の社長さんと懇意なようで,
西宮のコンサート前日には神戸の山手の私邸でマゼールを囲むサロンコンサートが開催されたそうです.
マゼールがピアノを弾き,ソプラノとヴァイオリンの演奏があり,ちょっとしたトークもあったとのことです.
kasumyom
URL
2006/11/20 13:13
ちょっとおそくなりましたが、トラックしていただきまして。チェロ以外はほぼ同じような感想ですね。マゼールにかわり一気にマンハッタンのエンタメになりました。これは正しいことです。でも、以前はこんなにでかい音ではなかったんです。フォルテはシカゴまかせ。エイヴリーはファーストチアの最前列で是非お試しを。それ以外は少し埃っぽいサウンド。初台は、別日でしたが、土間席の前方は飽和してエイヴリーの比ではなく最悪でした。
kappamethod
URL
2006/11/23 10:31
kasumyomさま、コメントありがとうございます。
アレッシ、ホントに怪物ですよね〜!
さすがにあれだけ吹くと、そのあと、マウスピースに唇の周りの皮がはがれてくっついているらしいです。
でも、いくらでも吹けてしまうというのは、いったいどういうことなのでしょう??
なるほど、西宮公演では、田崎さんのスピーチもあったみたいですね。
NYPの常任を離れる前に、また来日してほしいですね。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Tany
2006/11/23 21:50
kappamethodさま、コメントありがとうございます。
たいへん面白いブログで、勉強になりました。
確かに、東京オペラシティでは、NYPのサウンドは分厚すぎるかもしれませんね。
アーノンクールの「メサイア」をここで聴きたかったなあ〜。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Tany
2006/11/23 21:52

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